Apr 17, 2014

INSIDE STORY: Starbucks Summer Party 2014“Happy, Yellow, Frappuccino®”


笑っちゃうくらいのストレートさが、逆にカッコイイ。
ふわっと広がるHAPPYなイエロードレス!同時に会場が沸き立つような鮮やかな空気が流れ、フラペチーノ®を手にした山田優さんと4人のモデルさん達が舞うように動くパワー溢れる演出。あ、そっかバナナのドレスだ!と見とれつつ、写真家レスリー・キーさんが登場することでさらに盛り上がった楽しい空気に包まれながら、新作のバナナフラペチーノ®片手にiPhoneカシャカシャ。
4/15はスターバックスのSUMMER PARTY!!!
今回ご縁があって、このパーティの取材に行ってきました。





このローンチイベントを手がけたのが、アートディレクター千原徹也さん。POPでお洒落なグラフィックデザインの数々を手がける千原さんがファッションデザイン!!?しかもスターバックスでファッション!?どういうこと?ちょっと何かが起こるんじゃないか、実はイベント前にインタビューする機会があり、オフィスにお邪魔してきました。


Art director TETSUYA CHIHARA interview
Profile千原徹也
デザインオフィス「株式会社れもんらいふ」代表。広告、装丁、ファッションブランディング、WEBなど、デザインするジャンルは様々。主なアートディレクションに、森美術館「六本木クロッシング2013、PARCOシブカル祭2013、絢香CDジャケットデザイン、my panda、ZUCCa 25周年キャンペーン、ルミネファッションキャンペーン、ラフォーレクリスマス2012、舞台「遠い夏のゴッホ」、舞台「100万回生きたねこ」、レスリーキー写真集、菊地凛子web、TAOweb、Zoff SMART、きゃりーぱみゅぱみゅ振り袖、秋元梢本など。商品プロダクトデザインや、ラジオパーソナリティ、などなどグラフィックの世界だけでなく、デザインの幅を広げている。
HP http://www.lemonlife.jp/
装苑ブログ http://fashionjp.net/soen/














新作フラペチーノ®をモチーフにデザインをしたドレスは なんと一皮剥ける服なの!!!!生のバナナをその場で剥いてまるごと1本ブレンダーに入れてしまうという アトラクションの様なドリンク。そんなエンターテイメントな感覚にサプライズを加えてデザインに落とし込んだようです。

「バナナって、とてもシンボリックだしアートとしても数々の作品がありますよね。エロティックな解釈も笑いもある。様々な選択肢がある中で 僕は直球の面白さ、下手するとダサくなりかねない、でも恥ずかしいことも堂々とやってしまえば、一周まわってカッコイイみたいな、ある意味開き直りで企画しました」と千原さん。
ファッションデザイナーではない、でもファッションもすべてデザインしなくてはならないという状況で、千原さんはサプライズを仕込んだバナナドレスに出来るかどうか、トレンドとの相性は?と言った疑問をアンリアレイジ ファッションデザイナー森永さんにも相談した上で制作に取り掛かっています。やっぱり綿密なんですね。

日常に溶け込んでるのに特別って、ありそうで無いよね。
「スターバックスって、すごく世の中に根づいてるのにファッションアイコンとしても存在感がある。ちょっと不思議なブランドですよね」
「デザイン視点から見ても、グラフィックが完成されててかっこいい。どのお店もそう。ロゴ、色使い、書体がいい。そういうブランドって比例して味もいい。特に表参道B-SIDE店や代官山蔦屋書店にあるスターバックスのかっこ良さ!」千原さんの口から出てくるスターバックスの印象に改めてドキり。

千原さんのお話を伺いながら色んなお店を思い描いてみる。たしかに本当にイメージにブレがない。毎日のコーヒーをオシャレに、直球ですね。その直球さに着目して今回のコンセプトを進めていったそう。ぐるっと一周してかっこいい、ハッピーなエンターテイメント性はまさしくスターバックスらしさそのもの。当たり前にかっこいい、当たり前に美味しい。でも、それってすごく難しいこと。だからそこを作り上げているスターバックスに改めて尊敬の眼差し。そしてそれをハッピーなサプライズのあるデザインに落とし込んだ千原さん、さすがです!!


「あんまり緊張しないんですよ」と金髪で笑顔の千原さん。「でも今回は初めてのことが多かったからいつもとちょっと違ったかな。会場で皆さんに喜んでいただけて本当によかったです」
これだけのボリュームのあるお仕事を淡々とこなす姿は本番当日も変わらず、作り手としてスタンスの確立した千原さん、さすがプロだなぁと思わずにはいられない。そんな千原さんも金髪にする前は緊張することがあったなんて小話も登場。それちょっとわかります。私も髪色を変えて変わったことがいっぱいあるかも!そう、色の力ってとっても大きいんです。そんな馬鹿なと思ったあなた、そんな直球なことでたくさんのことが変わったりするんです。笑
と考えてみると、今回の会場のイエローが大きなHAPPYオーラを巻き起こしていたのも同じことか!

数々の苦難を乗り越えて イベント本番に登場したバナナドレス、舞台のジャングルどれをとっても感慨深い。オープンな楽しさを潔く表現した爽快感!!バナナとチョコのフラペチーノ®なんて当たり前に美味しそうなもの作っちゃって面白くないじゃないのよスターバックスさん!と思いきや、千原さんのエッセンスで見事にエンターテイメントなイベントが出来上がっている。鉄板タッグで悔しいけどストレートなかっこ良さはスターバックスならではなんだな、と千原さんの取材を通してしみじみと実感してしまったのでした。


ぜひ皆さんにも このHAPPYなイエローパワーが届きますように!!! xoxo♡


関連リンク
スターバックス公式サイト:イベントレポート


バナナドレスはこうしてできました
初めての試みであるファッションデザインはまずは「トアル」という試作用生地で作成された服の型紙を元に、本番のバナナジャングルグラフィックのプリントが施された生地を裁断し、柄合わせをするために仮止め→手縫いのちに、一度着用できる状態になったドレスをトルソーに着せて ボリュームを足したり引いたりという作業を繰り返して撮影、ショーイベントに登場。泣きそうな道のり。。。

豪華メンバーとのコラボレーション
今回のイベントには、メインセレブリティに山田優さんを迎え、千原さんと親交の深い写真家 レスリー・キーさん、きゃりーぱみゅぱみゅさんのMVを手がける映像監督 田向潤さんなど、驚きの豪華メンバーが勢揃い。こうした複数のパートでのコラボレーションは、千原さんにとっても新しい挑戦だったそう。その新鮮な感覚が、今回のバナナ フラペチーノ®のフレッシュさをストレートに引き立てていました。