小川待子さんの花器を舐めるように見る 作家 朝吹真理子氏。
4月に京都に遊びに行った際に ぎゃらりぃ思文閣 にお邪魔したところ、実家で見覚えのあるような 陶器を発見。自然物の原石の様な色合いや輝きがとても美しい陶器。
「あ、きっとうちの母がとっても好きな感じなので、銀座に連れて行きますね!」
なーんて話をしていたら、なんと 実家で幼い頃から慣れ親しんでいた陶器が3つとも 小川待子先生の作品であったことが発覚しました!...ということで、友人たちと母を誘って 銀座の思文閣へ。
ガラスや石の破片が小川先生の手法により、すごくきれいな質感として合わさって 静かな煌きを放つ展示室。遠くから見ても 近くに寄っても 見れば見るほど心がほっこりして、綺麗でニンマリと満足気に微笑んで見たくなってしまうような そんな作品ばかり。なんども釜で焼いたり、素材に合わせて焼く温度を調節することで ガラスの結晶のようなつぶつぶをつくったり 溶けて陶器と合わさったような形状を作っているそう。
思わず舐めるように見てしまったのは、陶器に浮き立つようにみえる青。海のような空のような 独特の透明感が作品の中に詰まっていて 見ればみるほどうっとり。
なんだか偶然とは思えぬ出会いに、ほんとうに感動した展示でした。
展示は24日(日)までですので、スケジュールがタイトですがぜひ週末に!
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思文閣銀座
小川待子「結晶と記憶」
2015年5月11日(月) - 24日(日)
東京都中央区銀座5-3-12 壱番館ビルディング
10:00 - 18:00 会期中無休
tel 03-3289-0001
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by Junko Suzuki
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